スヴァールバル諸島上空から(写真クリックで拡大)

 成田空港からデンマーク・コペンハーゲンに飛び、ノルウェー・オスロ、トロムソを経由してスピッツベルゲン島のロングイヤービンという町までは定期便の飛行機で行くことができます。そして、ロングイヤービンからは10人乗り程度の小型飛行機をチャーターして30分ほどでニーオルスンに到着。マトリョーシカのごとく乗り継ぐごとに飛行機が小さくなり、気づけば合計5つもの飛行機に乗ったことになります。

 とは言え、南極・昭和基地へは日本を出発してから1カ月もかけて辿り着くのに、なんと北極・ニーオルスンには3~4日間で着いてしまいます。
 わーい!と思う半面、なんだか世界が狭くなってしまったような気がしてちょっと寂しくもあるのです。

 しかも、南緯69度の昭和基地に比べて、ニーオルスンは北緯79度。年間の平均気温は昭和基地がマイナス10.4℃で、ニーオルスンがマイナス6.2℃。10度も高緯度に位置するのに、ニーオルスンのほうが4℃も暖かい。
 ニーオルスンに降り立った瞬間、

「あ!ここなら生きていける!」

と感じてしまうのも無理はありません。

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