第4回 コンゴが秘めるポテンシャル

――ムルアカさんは、コンゴへ帰ることはよくあるのですか。

 2カ月に一度くらいは帰っています。日本政府の参与を務めているので、それに関係したプロジェクトの仕事で帰ることが多い。

――最近のキンシャサの街はどうですか。

 状況はよくない。
 キンシャサの街には「クルナ」があふれています。「クルナ」とはコンゴの言葉で「捨てられた子どもたち」。ストリートチルドレンです。彼らは、悪いことばかりするギャングのように思われていますが、実はそうではない。仕事がなく、食べられないから、しかたなく悪いことをする。

 この間、日本の方を連れて市内で一番大きい市場に行ったんです。あいにく日曜で市場は休みでした。「市場を見たい」というと、守衛は「クルナがたくさんいるから、入らないほうがいい」という。

 かまわずに市場に入ったら、クルナが100人くらいいました。彼らは住むところがないから、市場の倉庫をねぐらにしているのです。赤ちゃんを抱いている人もいました。

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本誌2013年9月号でもコンゴ民主共和国にまつわる特集「キンシャサ 脈動するコンゴの首都」を掲載しています。Webでの紹介記事はこちら。ぜひあわせてご覧ください。