第3回 アートは政権に対抗する手段

――『ナショナル ジオグラフィック日本版』9月号でコンゴを取り上げています。首都キンシャサをアートの都市として紹介したルポです。コンゴのアートは、欧米での評価が高まっているようですね。

 キンシャサには、大学のほかに美術学校もあって、そこで勉強したアーティストもいます。しかし、学校で勉強したことのないアーティストも多い。

 体のなかから自然に湧き出してきたもので作品をつくっているという印象があります。音楽にしてもそうですね。

――絵画などは色彩が鮮やかで、力強さを感じさせる作品が多いように思います。

 コンゴ人は、色彩には敏感です。

 たとえば、儀式のときに白い色で顔に化粧をするのですが、その色には精霊の許しを得ているという意味合いがあります。精霊と関係している人に化粧をしてもらうのですけれど。

――その精霊と関係している人というのは、シャーマンのような存在ですか。

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本誌2013年9月号でもコンゴ民主共和国にまつわる特集「キンシャサ 脈動するコンゴの首都」を掲載しています。Webでの紹介記事はこちら。ぜひあわせてご覧ください。