第2回 楽天的で大らかなコンゴの人々

 よその子を引き取って育てるというのも、珍しいことではありませんでした。実の子どもと分け隔てはしませんし、学校にも通わせます。

 コンゴも、他のアフリカの多くの国々と同じで貧富の差が激しく、「食べられる」人たちと「食べられない」人たちがいます。

 でも、あまり細かいことは考えずに、困っている人がいたら助けるというのは、ごくふつうの感覚です。明日、食べるものがなくても、客が訪ねて来ればご飯をごちそうします。

 それは旅行者に対しても同じで「今夜、泊まるところがない」と言われれば「うちに泊まっていいよ」と言います。それで1カ月も、うちに泊まっていった人もいました。

――泊めた人が悪い人で、こそ泥でもされたらどうしようとか、考えないのですか。

 そんな心配をするのは、立派な門のある大きな家に住んでいるような大金持ちだけ(笑)。

 でも、そういうもてなしの精神は、コンゴだけのものではなくて、アフリカ大陸のほとんどの国に共通していると思います。