第5回 スター・ウォーズのモデルになった モンゴル女性の“盛り髪”(1921年)

 まるで牛の角のように大きく左右に張り出した髪型。これはモンゴル女性が、自身の富を誇示しているのだそうです。「ナショナル ジオグラフィック」1921年5月号に掲載されました。

(c) HORACE BRODZKY/ National Geographic Creative(写真クリックで拡大)

 この髪型はどこかで見たことがありませんか? そう、映画「スター・ウォーズ」に登場する、アミダラ女王に似ています。じつはモンゴル女性のスタイルを参考にデザインされたそうです。

 モンゴルの多数派民族であるハルハ族の既婚女性は、このように頭を飾り、頬に小さい丸を描きました。角の部分は長く伸ばした自分の髪です。頭飾りの大きさやそこを飾る宝飾品の数などは、とうぜんながら地位や財力によって変わりました。

 次回は映画に出てきそうな、シリアの王族をご紹介します。




 この連載の写真は、下の写真集に収録されています。

『100年前の写真で見る 世界の民族衣装』(ナショナル ジオグラフィック編、日経ナショナル ジオグラフィック社)

ナショナル ジオグラフィックの貴重なアーカイブから、およそ100年前の世界の人々の服装を紹介。Tシャツとジーンズに駆逐される以前の、リアルな日常服としての民族衣装を212点収録。

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