ようやく少し秋めいてきましたね。いつまでも暑すぎるのもつらいですが、夏が終わるのも寂しいものです。過ぎゆく夏を惜しんで、海の景色が美しい旅先を紹介します! イタリア北東部、スロベニアとの国境近くにある、ミラマーレ城です。

イタリア北東部トリエステの近郊で、アドリア海に突き出すように立つミラマーレ城。白亜の城から見る紺碧の海と広い庭園が美しい。
写真:Jerl71/Dreamstime.com(写真クリックで拡大)

 ミラマーレ城は、トリエステの北西6キロほどのアドリア海沿いに立つ白亜の城。19世紀中頃に建てられました。城の主は、フェルディナント・マクシミリアン。かつてヨーロッパを支配したハプスブルク家の一員で、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の弟です。

 フェルディナントと妻のシャルロッテがともにここで暮らせたのは、わずか4年ほど。フェルディナントは1864年、メキシコ皇帝になり、メキシコに渡りますが、地元の抵抗運動に遭い、1867年銃殺刑に処せられます。夫を失ったシャルロッテは精神を病み、1927年に亡くなるまでこの城で過ごしました。

 広さ22ヘクタールの植物園には庭園や温室があり、珍しい植物や鳥、蝶を見ることができます。時代に翻弄されたフェルディナント夫妻が、本当はここで静かに隠退し、植物や動物を眺めながら余生を過ごすつもりだったことが伝わってくるかのようです。美しい海や庭園、建物をゆっくり散策し、夫妻の悲劇の運命に思いをはせてみたいですね。

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