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ナショナル ジオグラフィック日本版 2013年9月号

加速する海面上昇

  • <b>フィリピン、マニラ</b><br>海水が温まると、その体積は増える。現在の海面上昇のほぼ3分の1は、この「熱膨張」によって海水の体積が増えたことに起因する。
  • <b>氷河と氷帽(カナダ・タフミング氷河)</b><br>さらに3分の1は、山岳氷河の融解によるもの。これにより、2100年までに海面が数センチ上がるとみられるが、数十センチの上昇にはつながらない。
  • <b>グリーンランド氷床(バースデーキャニオン)</b><br>今のところ海面上昇への影響は少ないが、夏に表面が解けるようになったのは気がかりな兆候だ。すべて解ければ、海面は8メートル近く上がる。
  • <b>南極大陸の氷床(パイン島氷河)</b><br>氷床は東半球側では比較的安定しているとみられるが、西半球側では海水温の上昇で基底部が解けている。氷床が今後どうなるか、予断を許さない。
  • ニューオーリンズの東の湿地に立つヌマスギの枯れ木。2005年にハリケーン「カトリーナ」が発生する前に、おそらくメキシコ湾から浸入した海水の影響で枯れていたのだろう。しかし、カトリーナによる高潮で近くの堤防が決壊すると、湿地全体が壊滅的な被害を受けた。
  • かつてメキシコ湾へ出る船の近道だった運河「MRGO」。2005年にハリケーン「カトリーナ」が襲来したときには、交差するメキシコ湾岸内陸大水路とともに、高潮がニューオーリンズに到達する“近道”となって、市の東部に被害をもたらした。今では、全長2.9キロの防潮堤が両方の運河を横切るように新しく建設され、運河は使えなくなった。
  • ずらりと並ぶのは、11基のディーゼルポンプ。ニューオーリンズ南部に新たに建設された防潮堤に設けられ、 毎秒およそ57万リットルの水を排出できる。 運用が始まったのは2011年。昨年、ハリケーン「アイザック」が襲来したときには、市の郊外の防災に役立った。
  • モルディブの首都があるマレ島。面積2平方キロ足らずの島に、10万人余りが防波堤で守られて暮らしている。この国はインド洋に浮かぶ諸島で、世界一海抜が低く、かつ平坦だ。海面上昇により、国民は2100年までに国外脱出を余儀なくされるだろう。
  • フィリピンの首都マニラの沿岸では、不法居住者がスラムを形成している。こうした小屋は台風が来たらひとたまりもない。地盤沈下も急速に進み、海面上昇の影響が深刻化している。
  • ロシアのサンクトペテルブルクは過去300年間、バルト海の嵐による洪水被害に何度も遭ってきた。2基の扇形のゲートは、それぞれ長さが100メートル以上あり、2011年に完成して以来、街を守っている。これは全長26キロに及ぶ防潮堤の一部。防潮堤には道路も新設された。
  • <b>オランダ・ワルヘレン島</b><br>砂浜に幾筋も並んだ杭の列。これで砂をとらえ、海岸線を築く。砂丘の背後に広がる土地の大半は、標高1メートルに満たない。
  • <b>風車と堤防の水辺(オランダ・フレボラント州)</b><br>農地のほとんどが海水面より低いこの地域では、風車の列に沿って伸びる堤防が農地を守っている。オランダは堤防を築き、絶えず水をくみ出すことで、国土の4分の1以上を維持している。
  • <b>堤防を守る(オランダ・オーバーアイセル州カンペン)</b><br>堤防を管理する地域の水利委員会は、オランダの建国以前から存在し、管理に必要な税を徴収する権限ももつ。委員はボランティアで、堤防の亀裂を3時間以内に塞ぐ訓練を受けている。
  • <b>水に浮かぶ住宅(アムステルダム、アイブルフ地区)</b><br>アムステルダム東部の湖に浮かび、小さな桟橋と共用の遊歩道で結ばれている。住宅は鋼鉄のくいにスライド式の留め具でつながれ、水位の変化に合わせて上下する仕組みになっている。
  • 堤防を壊して干潟を再生する取り組みが進む、オランダ南部のティンヘメーテン島。よみがえった干潟に、廃墟となった家がぽつんと立つ。ささやかながら、自然の風景を取り戻す試みだ。

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