――さきほど、石垣さんが現地の業者から「変なものばかり買いに来る日本人」見られていたという話がありましたね。

 そりゃ変人ですよ、現地の人から見れば。

 日本でアクアリウムといえば水族館ですが、水族館のない国でアクアリウムというと、たとえば東南アジアの中華レストランにあるような、食材の魚を泳がせている水槽なんですね。

 だから、アクアリウムに魚を納めるというと、食べるための魚の水槽をイメージするわけです。そんな彼らに「体長4mのサメがほしい」といったオーダーをするわけですから「一体、こいつは何を考えているんだ」ということになる(笑)。

 そこで、僕がこれまでやってきたのは、そういう現地の人を日本に招いて、国内の水族館を案内することです。

――失礼ですが、それは石垣さんの自費で招待していらっしゃるのですか?

 自費です。航空運賃までは出せないけれど、来日してからの滞在費はこちらで出す。宿泊は、僕の自宅ですけれどね。

インドネシア・ジャワ島で捕獲したシノノメサカタザメ(写真提供:沼津港深海水族館)(写真クリックで拡大)

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る