第4回 人生の節目に、いつも星空

――案外それは、星や花に話しかけているようで、自分と対話しているのかもしれませんね。

 それは、すごくよくわかります。だから、癒されるのだと思います。星空は、いつも私を見ていてくれるし、そこに鏡写しの自分がいるから。

 ふだん、つらいことがあっても、誰にもに言えないことってたくさんありますよね。自分で解決して、乗り越えていかなければならない。それは十分わかっていても、1人では大変。

 でも、私には星空という味方がいる。「私はこうしたい」「こうなりたいの」といえば、黙ってうなずくようにまたたきを返してくれる星たちが。それで苦しいときを乗り越えてきた経験が私には何度もあります。

 仕事で煮詰まっても空を見上げれば、曇っていても、あの満天の星空を思い出して元気になれる。安上がりでいいでしょ(笑)。皆さんも、そういう時間を大事にしてみては、と私はお勧めしたいんです。

――篠原さんは、音楽のほかに小さいころから服飾やデザインに興味があって、今日の衣装のように自分でもつくられる。好奇心が旺盛で、常にポジティブな印象がありますが、そのエネルギー源はそこにあったのですね。

 自然は、無限に人を助けてくれると思っています。星でなくても、海でも森でも川でも山でもいいのでしょうけれど、私の場合はそれが星の力だったということだと思います。