第3回 憧れの星、カノープスとの邂逅

――2010年に青ヶ島で開いたライブは、デビュー15周年記念のコンサートでしたね。

 私は、星空の美しさや自然の豊かさを、青ヶ島に教えてもらいました。その感謝の気持ちを表したいと思って、島で開催しました。

――ステージのあとで、星空観望会もやったとか。コンサートが12月で、星を見るには絶好の季節です。

 ステージでも、星空の映像を流したんですよ。同行してもらった天文カメラマンと私で、前夜に撮った夜空の写真をスライドにして。
 観客はほとんどが島の方で、最初はピンとこなかったようですが、それが島の夜空だとわかると大歓声が起こりました。

 島の人たちにとっては、夜空があまりにも身近すぎて、ふだんその美しさを気にかけていないんですね。そのことに気づいてほしいという思いもあったので、これは大成功。うれしかったです。

 コンサートの後の星空観望会も、子どもからお年寄りまで、たくさんの方が参加してくれました。一緒にいた天体カメラマンも「東京でこれほど星が見えるところはない。宝物のような島だ」と言ってくださいました。

青ヶ島の尾山展望公園にて。画面中央やや右の明るい星はおおいぬ座のシリウス(写真:井川俊彦)(写真クリックで拡大)

本誌2013年7月号でも星にまつわる特集「太陽系 激動の過去」と「探査車が見た火星」を掲載しています。Webでの紹介記事は「太陽系 激動の過去」がこちら。「探査車が見た火星」はこちら。ぜひあわせてご覧ください。