おもしろい発見もありましたよ。金星食は、金星が月の裏に隠れてしまう天体現象ですが、実際に見ると金星が月に吸い寄せられて、その表面に溶けていくような感じなんです。金星の光が月の表面を通るときにゆがむので、そんなふうに見えるんですね。

 金星食がどういうものか理屈では知っていても、そういうのは実際に見てみないとわからない。だから感動があるんです。去年はペルセウス座流星群もよかったですけれど、流れ星も見れば誰でも新鮮な驚きを覚えますよね。大人でも。「あ、流れた!」「見た見た見た?」って(笑)。

――流れ星を見ると、やはり何か願いごとをするのですか?

 星にお願いごとはしません(笑)。「私を見ていてね」という気持ちはいつもありますけど。大きな流れ星を見たときなどは、位置と流れた方向を計測します。手を使って測るんですよ。

――手で測る?

 握った手を分度器代わりにして、水平線と星の角度を測ることができるんです。それで天空での流れ星の位置が分かりますね。星が流れた方角は他の星でわかりますから、それで後からネットの天体現象を速報しているサイトで調べるんです。
 「どれほどすごいすごい流れ星だったんだろう?」って確認するために。だから「星に願いを」ではないですね、私の場合は(笑)。

篠原さん愛用の双眼鏡。和柄の生地をデコレーションし、ケースも手作り!(写真クリックで拡大)

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