第1回 星の子の末裔、サーミを訪ねて

――篠原さんは2012年12月に、テレビドキュメンタリーの撮影で、フィンランドへ行きましたね。サーミの人々を訪ねて。

 はい。サーミはスカンジナビア半島北部からロシア北部にまたがる北の大地に住む少数民族で、昔からトナカイを遊牧して暮らしてきた人々です。いろいろな出会いと体験がありました。

――「ナショナル ジオグラフィック日本版」の2011年11月号で、サーミの生活を紹介していますよ。

 あ、それ読みました。サーミについて書かれたものを探したのですが、あまりなかったのでとても助かりました。

――独特な文化を持った民族のようですね。星座も独自のものがあるとか。

 それがトナカイなんです。夜空の1等星をつなぎ合わせたものすごく大きなトナカイ座。オリオン座が足の部分で、牡牛座の赤い星、アルデバランがトナカイの鼻。その大きなトナカイを狙う猟師が2人いて、その猟師がサーミの祖先だという物語があるんです。

2012年12月に番組取材でフィンランドに出かけた篠原さん。「フィンランドは極夜なので夕暮れは午後二時頃。温かいオレンジ色のグラデーションはいつまでも浴びていたい光でした」(写真提供:篠原ともえ)(写真クリックで拡大)

本誌2013年7月号でも星にまつわる特集「太陽系 激動の過去」と「探査車が見た火星」を掲載しています。Webでの紹介記事は「太陽系 激動の過去」がこちら。「探査車が見た火星」はこちら。ぜひあわせてご覧ください。