「ビービの森」に群がるオハラエビの大群。ニコニコ生放送では「エビの呪い」、「エビのかき揚げ」とか盛り上がっていたようで、うれしい限りですが、インド洋のエドモンドフィールドという深海熱水の「エビ城」と名付けられたチムニーサイトは、世界最強のエビまみれサイトで、こんなレベルでは済まないっす。もう取り返しのつかないぐらいにエビがウヨウヨして、海老阿鼻叫喚状態。いつかライブで視てほしいところの一つ。(提供:JAMSTEC)

そしてやっぱり、そのノーカットリアル生中継を100倍楽しむには、有人潜水船による科学調査の真実を余すところなく書き綴った不朽の名作、ナショジオWeb連載「青春を深海にかけて」、そして「微生物ハンター、深海を行く」がオヌヌメですね(ニヤリ)。

バーター取引疑惑のあからさまな宣伝はこれぐらいにして、このコラムでは「有人潜水艇による科学調査のノーカットリアル生中継」におけるワタクシのココロのヒダヒダに少し触れたいと想います。

実はワタクシ、あの日の潜航中の最初から最後まで、ほとんど全く「ナマ中継」されているという感覚がありませんでした。

ワタクシにとって、あの潜航は東北地震後の日本海溝緊急調査以来、ほぼ2年ぶりの「しんかい6500」による潜航で、とても久しぶりの機会でした。

もちろん今回の潜航が、ワタクシが初めて潜る世界最深の、さらにもしかすると世界最高温度の超臨界熱水が噴き出しているかもしれない魅惑の深海熱水域、を対象にしていたこと、すなわちワタクシ自身が潜航をとても楽しみにしていたことが、「ナマ中継」を全く意識しなかった理由の一つだと思います。また、かなり久しぶりの潜航調査だったので、潜航自体に対してかなり緊張感があったことも大きいでしょう。

この連載の前回の
記事を見る