街頭の「選挙速報」

2013.06.26
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- JULY 2013 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

街頭の「選挙速報」

 人々が見上げる掲示板には、各選挙区の候補者名と得票数が並ぶ。いずれも墨痕(ぼっこん)黒々とした手書きで、はしごに登った男性が、刻々と更新される票数を貼りかえていく。


 写真は1932(昭和7)年2月に行われた衆議院議員総選挙の開票速報だ。このときは中選挙区制で有権者は25歳以上の男性のみ、投票率は約82%だった。


 選挙の結果を一刻も早く知りたいのは、昔も今も変わらない。当初は新聞各社の号外や速報所が情報源となったが、1928年以降はラジオの臨時ニュースなどが加わり、報道各社による取材網の整備も進んでいった。戦後、1946年にラジオで、55年にはテレビでの本格的な開票速報が始まり、こうした光景は次第に見られなくなっていった。

写真=LONDON ELECTROTYPE/MARY EVANS PICTURE LIBRARY

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