世界報道写真賞をとったナショジオの写真たち


 東京都写真美術館で『世界報道写真展2013』が始まりました(8月4日まで。詳しくはこちらのサイトをご覧ください)。
 1955年にオランダのアムステルダムで世界報道写真財団が発足したことから始まったドキュメンタリー、報道写真の審査会『世界報道写真コンテスト』の受賞作品を集めた展覧会です。今年もナショナル ジオグラフィック誌から二つのストーリーが受賞しました。
 振り返ってみると、「自然の部」を中心に数多くのナショジオ掲載写真が受賞しています。どれも世界を驚かせた画期的な写真ばかり。ここでは2007年の受賞作品までさかのぼってご紹介いたしましょう。


海を飛ぶコウテイペンギン(2013年 自然の部 組写真1位)


南極の氷の海に潜った写真家のポール・ニックレンは、最高速で水面に飛び出そうとするペンギンの決定的瞬間をとらえました。2012年9月号の記事では羽の間から出る泡がスピードの秘密ではないかと伝えています。
写真=Paul Nicklen
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写真家ポール・ニックレンのプロフィール


ヒクイドリ(2013年 自然の部 単写真1位)


ブルークアンドンの実を食べる絶滅危惧種のヒクイドリ。オーストラリア北部の雨林には欠かせない種だ。ナショナル ジオグラフィックには未掲載ですが、秋ごろに掲載されるかも?
写真=Christian Ziegler


逆さに掲げた星条旗(2013年 現代社会の問題の部 組写真3位)


米国サウスダコタ州に暮らす先住民オグララ・ラコタ族。連邦政府の不当な扱いに耐えながら、たくましく生きる姿を、写真家アーロン・ヒューイが長期取材で見つめた。
写真=Aaron Huey
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サイの悲鳴(2012年 自然の部 組写真1位)


南アフリカで角めあてのサイの密猟が横行する。アジア向けの漢方薬ビジネスの闇を取材した。
写真=Brent Stirton
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写真家ブレント・スタートンのプロフィール


世界最大の洞窟(2012年 自然の部 組写真2位)


ベトナム東部、密林の地下に横たわるソンドン洞窟。世界最大とみられる洞窟の“終わり”を探す調査に、探検家や科学者が挑んだ。
写真=Carsten Peter
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写真家カーステン・ペーターのプロフィール


福島原発 避難の記憶(2012年 一般ニュースの部 組写真3位)


3月11日の大地震後、原発事故の知らせを受けて、やむなく故郷を後にした住民たち。写真家デビッド・グッテンフェルダーが、その記憶をたどる。
写真=David Guttenfelder
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幼き花嫁たち(2012年 現代社会の問題の部 組写真1位)


イエメンやインドでは、法律で禁じられているものの、10歳にも満たない少女たちが結婚させられている。低年齢で出産し、教育の機会を奪われる彼女たちを取り巻く現実を、写真家ステファニー・シンクレアがとらえた。
写真=Stephanie Sinclair
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写真家ステファニー・シンクレアのプロフィール


オオハクチョウ(2011年 自然の部 組写真2位)


幅2メートルを超える翼を広げ、冬の大空を舞うオオハクチョウ。写真家ステファノ・ウンターティナーがその優雅で威厳に満ちた姿を、北海道やフィンランドでとらえた。
写真=Stefano Unterthiner
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サウス・ジョージア島(2009年 自然の部 組写真1位)


南大西洋に浮かぶ英領サウス・ジョージア島。かつてアザラシが乱獲され、捕鯨基地があった島に、生き物たちが戻りつつある。
写真=Paul Nicklen
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写真家ポール・ニックレンのプロフィール


孤高の王者 ユキヒョウ(2008年 自然の部 組写真1位)


中央アジアの山岳地帯に暮らすユキヒョウ。生息数が激減し絶滅が懸念されるが、インドやモンゴルでは地域住民が保護活動に乗り出した。動物写真家スティーブ・ウィンターが撮った。
写真=Steve Winter
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写真家スティーブ・ウィンターのプロフィール


海を支える小さな生命(2007年 自然の部 組写真1位)


ひとしずくの海水の中にも、多彩な生命がひしめく小宇宙が広がっている。不思議な美しさに満ちた海中の生態系。その思いがけない表情を紹介する。
写真=David Liittschwager
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海のユニコーン イッカク(2007年 自然の部 組写真2位)


一角獣の角のような長い「牙」をもつ北極海のクジラの仲間、イッカク。だが今、この牙目当ての乱獲によって種の存在が脅かされつつある。
写真=Paul Nicklen
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写真家ポール・ニックレンのプロフィール


極北の生命(2007年 自然の部 組写真3位)


北極で幾多の生き物をはぐくんできた「氷」が姿を消しつつある。温暖化は、ホッキョクグマやアザラシ、クジラなど極北の生命を脅かしている。
写真=Paul Nicklen
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写真家ポール・ニックレンのプロフィール