第30回 第二次世界大戦の悲劇を伝えるフランスの村

 今回の旅先を紹介する前に、お知らせがあります! この連載の元になっている大判書籍『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』ですが、ご好評につき、コンパクト版ができました! タイトルは『世界の新名所』。小社ウェブサイトでは絶賛予約受付中。書店店頭には6月末から並びますので、ぜひお手に取ってご覧ください!

 さてそれでは、今回の旅先を紹介します。れんが造りの壁が崩れた家屋と教会の跡。フランス中部の村、オラドゥール・シュル・グラヌです。

フランス中部の村、オラドゥール・シュル・グラヌ。第二次世界大戦中に起きたナチス・ドイツによる村民大虐殺の傷跡を、今なお残している。
写真:Martin Richardson/Alamy(写真クリックで拡大)

 この村は、1944年6月10日に時が止まったまま。その日の午後、ナチス・ドイツの武装親衛隊が突然村に侵入、家々を略奪し、村に火を付け、住民のほとんどである642人を虐殺しました。フランス解放後、惨劇を忘れないために、政府は村を再建しない決定を下しました。

 廃墟となった村の通りには今も、自転車やミシン、曲がってしまったベビーカーなど、さびついた日用品が主を失ったまま転がっています。第二次世界大戦終結から70年近く経ちますが、この村だけでなく、世界や日本の各地に残る戦禍を伝える場所で、平和への祈りを新たにしたいものです。

 オラドゥール・シュル・グラヌへの詳しい行き方やベストシーズンなど、プランを立てるときに役立つヒントは、『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』(日経ナショナル ジオグラフィック社刊)をご覧ください!

『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』
(ジェレミー・アランほか著、関利枝子、北村京子訳、日経ナショナル ジオグラフィック社)


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『いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 世界の新名所 BEST500[コンパクト版]』(ジェレミー・アランほか著、関利枝子、北村京子訳、日経ナショナル ジオグラフィック社)

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