File5 実はヤバい永久凍土 飯島慈裕

第1回 永久凍土って何ですか?

 では、永久凍土とは何か。
 定義は、土壌の温度が0℃以下の状態が、2年間以上続いている土地。ただし、夏の間は表面が解ける所も多く、ヤクーツクもそんな場所の一つ。ちなみに凍土といっても、凍っているのは土ではなくて水分である。

 “永久”という名の割に、“2年間以上”で、言葉から受ける印象よりも、ルールは緩い。
「英語のpermafrostをそのまま訳したのですかね。中国語だと、多年凍土です」

 多年、よりは永久、の方が響きがいいな。

 永久凍土は、地球上の陸地面積の20~25%を占めている。
 広い。
 飯島さんが出かけていくのは、そのうち、連続永久凍土と呼ばれる場所だ。

「永久凍土にも種類があります。島状に孤立した永久凍土は、日本にもあります」

 どこです?

「富士山、大雪山、それから立山にもあります」

 永久凍土、意外と身近です。

永久凍土は地球の陸地の20~25%を占めている。(出典:National Snow and Ice Data Center)(写真クリックで拡大)