Bill Marr, NGM Staff

 今月号の表紙を飾った、アカデミー賞受賞監督のジェームズ・キャメロン。海底にいるかのようなこの画像を完成させるには、ハリウッド映画のような「特殊効果」が必要だった。

 とはいえ、本人が潜水している姿は実写だ。米国カリフォルニア州にあるキャメロン愛用の映画スタジオで、タイタニック号の巨大模型のそばに水槽を設置。ウェットスーツに身を包んだキャメロンは、水中で息を止め、見事にポーズを決めた。

「あまりにも長く潜っているので、ときどき心配になりました」と写真家のグロブ(上)は話す。「そんなときは、水槽をたたいて『上がっていいですよ』と声をかけたんです」。2時間に及んだ撮影を終えると、キャメロンはオーストラリアに行くため空港へそのまま直行した。

――マーガレット・G・ザコウィッツ

(左)加工前 表紙に使用したキャメロンの写真。写真家のグロブが撮影したままの状態。
(右)加工後 左の写真に、砂や岩、泡を加えて、海底にいるような雰囲気を出した。 (写真クリックで拡大)