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成層圏からスカイダイビング
フェリックス・バウムガルトナー

フェリックス・バウムガルトナーは昨年10月、スカイダイビングで音速の壁を超えた。気球で成層圏まで上昇し、高度3万6300メートルから飛んだのだ。最高速度は時速1356キロに達した。今後は救助用ヘリのパイロットを目指す。
――3万6300メートルからのジャンプだなんて、見せ物的ですよね。
見せ物という言葉は好きじゃありませんが、ひどく危険な試みなのは確かです。計画が必要だし、安全が優先事項になります。私の挑戦も同じですよ。
――今回の挑戦で何か学びましたか?
極めて高い高度でも人間は生存可能だと証明したし、次世代の与圧服もテストしました。NASAは人間が音速を超えた際のデータに関心を寄せています。
――飛んだ時の様子を教えてください。
最初は浮いている感じで、それからものすごい速さで落ちていきます。成層圏から見た光景は素晴らしいけれど、装備なしに行くところじゃありません。