第5章 1956- 第二期黄金時代からさらなる挑戦へ

第17回 歴史に残る環境特集 「地球環境があぶない」

 この第5章では、1957年に編集長に就任した「炎の変革者メルビル・ベル・グロブナー」が誌面の改革に乗り出して、写真の力を取り戻したことを紹介してきました。

ギルバート・M・グロブナー。ただし、この写真は編集長を退いたあとに撮影されたもの。就任時は39歳という若さだった。(c)Sisse Brimberg(写真クリックで拡大)

 メルビルが編集長を務めたのは1967年8月までの10年間です。続いて、ずっと副編集長だったフレデリック・G・ボズバーグが編集長になりましたが、このときすでに63歳。長くはできません。ということで、1970年10月からメルビルの息子のギルバート・メルビル・グロブナーが編集長に就任します。

 それにしても親子3代で編集長をやるなんて紛らわしいったらありゃしません。名前も、初代が「ギルバート」、2代目が「メルビル」、そして3代目が「ギルバート・メルビル」ってどんだけ!?

 それはともかく、2人とも情熱家ではあるものの、メルビルとギルバート親子の性格は対照的でした。

 外交的で好奇心旺盛、すぐに火がつき、経験と勘にたよって編集をしたメルビル。対して、軽妙で繊細、冷静沈着で現実的なギルバート。

 2人の性格の違いをよくあらわすエピソードがあります。