第2回 世界が注目する日本のアンチエイジング力

政治家、タレントに引っ張られ、男性も若返り美容に執心

注射一本で手軽に理想の美と若さが手に入る美容医療が人気だが、気軽な若返りの泉に溺れて泥沼化する人も多い

 男性が若返りを求めて美容医療を頼るニーズも増えている。特に政治家や俳優などが、イメージアップのために、若返りの美容医療を利用することが多く、より身近に感じられるようになったのだろう。

 最初はムダな体毛の脱毛や抜け毛予防からスタートし、テカテカと脂ぎったオイリー肌改善のためのレーザー治療、上下のまぶたの外科手術やヒアルロン酸注射、ボトックスによる表情ジワの改善、さらにオヤジ臭や加齢臭を気にして、ボトックス注射による多汗症の改善などを受ける男性が増えている。

 お肉の付いたお腹やウエストを何とか若い頃のようにスリムにすべく、美しいボディラインを取り戻す治療として、不要な脂肪を冷却して細胞死させるゼルティックという方法が開発されている。

 見た目のアンチエイジングは敷居が低くなり、手軽さが売りになっている。しかし取材をしていくと、だんだん自分に満足できなくなり、「もっと若く、もっと美しく」という欲求が高まっていく人が多い。そして結局は、次々と美容整形を繰り返して行く。気軽に入った若返りの泉が、深い底なし沼にならないよう、注意が必要だ。