第2回 世界が注目する日本のアンチエイジング力

毒で美しく?!毒素を使ったボトックス注射

 30代以降の女性に人気なのがボトックス注射。ボツリヌス毒素という食中毒などを起こす毒素から抽出し、安全性を確保して製品化された成分で、筋肉の動きを抑制する働きを持つ。加齢とともに目立ち始める眉間や額、ほうれい線などの表情ジワを目立たなくする。それでだけでなく、ボトックスには筋肉を萎縮させる効果もあるため、顔の輪郭に沿ってボトックス注射を小分けに注射して、年齢とともに下垂する輪郭を小顔に整えるという方法もある。ただしボトックスの効果が持続するのも半年程度で元に戻ってしまう。

 肌の若返りに関しては、レーザー治療や光治療などが人気だ。これはレーザー光線やフラッシュのような光を肌に当てることで、軽いやけど状態を作り、肌自身がそれを修復しようとする力を引き出して、肌の若返りを狙う方法。コラーゲンの若返りにもなり、肌の弾力やハリなどが出て若返り、肌表面の毛穴、シミやシワなどが目立たなくなると評判だ。

中高年世代に人気 顔やまぶたのたるみ改善術

 40代以降の女性が注目するのは、注射でフェイスリフトを行う方法。フェイスリフトと言えば以前は長時間の外科手術が必要で、入院してしばらく人前に出られない日々が続く大がかりな手術だった。しかしこの方法は、時間が経つと体に吸収されてしまう髪の毛ほどの糸を、たるみが気になる部分に注射して挿入し、縫い込んでいくような形でたるんだ皮膚を引き上げる。糸が入った部分は刺激を受けてコラーゲンの数が増え、若々しい肌が復活するという。1時間ほどで終了する手軽さも人気のひとつ。しかしこれも一時的なもので、半年程度で効果が消える。

 50代以降の男女に人気なのが、まぶたのたるみを取る手術。これは「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という病気の治療としても行われている。加齢によりまぶたがたるみ、視界が狭くなることで、生活に支障が出た場合に、保険適用が認められている。80代、90歳代の女性も眼瞼下垂の手術を受けにくるという。