第7回 ハロン湾

 遊覧船で楽しめる景勝地の2回目は、ベトナムのハロン湾です。同国の首都ハノイから東へおよそ180キロ、車で3時間ほどのところにあります。このハロン湾には、石灰質の切り立った断崖の上に木々が生い茂る、約3000もの小島が浮かんでおり、下の写真のように独特の風景をかもし出しています。世界遺産にも登録され、東南アジアで人気地の1つとなっています。

ベトナム・ハロン湾の風景。この湾については、龍が吐き出した宝石が奇岩や島々になったという伝説が残されている。
写真:堅田寛(写真クリックで拡大)

 ハロン湾に繰り出すには、港町ハロンの南側にある港から出港します。この港には、湾内を数時間で遊覧する船がずらっと並んでいます。世界各地をめぐる客船の寄港地としても名高いところです。

 今回は、ちょっと変わった遊覧船の旅を紹介しましょう。ジャンク船と呼ばれるこの一帯の伝統船をモチーフにした、ラグジュアリーな「ハロンジャスミン号」で1泊2日のクルーズに乗り出してみます。ハロン湾の本当の魅力に触れられる船旅が用意されています。

 正午に乗船した後の午後や翌日の午前中には、小船に乗り換えて島々をめぐり、湾内の漁村や洞窟、真珠の養殖場などを訪ねるツアーを楽しむことができます。高級リゾートを思わせる船内も、実に快適。船上に1泊する一番の魅力は、天候がよければ、島影が赤く照らされる幻想的な朝夕の風景です。

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