今回紹介するのは、グリーンイグアナ。

アメリカ大陸の熱帯雨林を代表する大型のトカゲで、オスは2メートル近くになるものもいる。グリーンでない個体も多くて、たとえば上のおとなはグレーっぽい。


下は若い個体。鮮やかなグリーン色をしている。



イグアナは、いかつい顔つきをしているけれど、草食。
葉をパクリッ!とちぎって、ムシャムシャと食べる。




でも、一日の大半は木の太い枝の上で寝そべっている。




早朝は木の上、日光がサンサンと降り注ぐ高い所に陣取って、体を温めている(↓見えますか?)




発情期を迎えると、オスはオレンジ色に変色し、森の緑の中で目立ち始める。




そんなオスたちは、メスに恋の踊りをする。




踊りといっても、上の写真のように首を上下にしばらく振るだけなのだが、体が大きいので迫力があって、イグアナが乗っている木々の枝葉が揺さぶられる。

繰り返される「首振りダンス」を見ているぼくは、いつのまにか同じように首を振っていた。


グリーンイグアナ (爬虫綱:有鱗目:トカゲ亜目:イグアナ科)のオス
A Green Iguana, Iguana iguana
海抜ゼロメートルから標高500メートルぐらいの中南米の熱帯雨林に生息。
体長:約1.2 m 撮影地:サラピキ、コスタリカ(写真クリックで拡大)
西田賢司

西田賢司(にしだ けんじ)

1972年、大阪府生まれ。中学卒業後に米国へ渡り、大学で生物学を専攻する。1998年からコスタリカ大学で蝶や蛾の生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。著書に『わっ! ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)など。
本人のホームページはhttp://www.kenjinishida.net/jp/indexjp.html

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