第24回 ギリシャの知られざる都市遺跡を独り占め

 古代遺跡好きなら、一度は行っておきたいギリシャ。今回は、数ある古代ギリシャ遺跡のなかから、日本ではまだそれほど知られていない遺跡を紹介します。ペロポネソス半島南西部にある、メッセネです!

ギリシャのペロポネソス半島南西部、イトメ山のなだらかな斜面に広がる古代都市メッセネの遺跡。保存状態がよく、ていねいに修復されている。
写真:Styve Reineck/Shutterstock(写真クリックで拡大)

 メッセネは紀元前4世紀、イトメ山のなだらかな斜面に建設されたヘレニズム都市。周囲を9.5キロにもなる城壁が取り囲んでいます。劇場や陸上競技場、複数の神殿、広場、浴場、墓など、ヘレニズム都市が備えていた施設の遺構が発掘され、当時の都市設計がよくわかります。なかでも見事なのは、医学の神アスクレピオスをまつった広大な神域。神殿や祭壇、食堂や列柱の跡がきれいに残っています。

 実はこの遺跡、15年以上前から、熊本大学の研究チームが継続調査を行っています(詳しくはこちら)。保存状態がよく、ていねいに修復されている遺跡ですが、あまり混雑していないので、ゆったりじっくり見学できます。周辺に遺跡や歴史的建造物が多く、特にオリンピア遺跡までは車で1時間半ほどなので、組み合わせて見学するのがおすすめです。

 メッセネへの行き方やベストシーズン、周辺の見どころなど、プランを立てるときに役立つヒントは、『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』(日経ナショナル ジオグラフィック社刊)をご覧ください!

『続 いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』
(ジェレミー・アランほか著、関利枝子、北村京子訳、日経ナショナル ジオグラフィック社)


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