もともと肩書きや組織にこだわりはないですね。「思ったことができればいいんじゃないかな」くらいの感覚です。

 スタッフは、それぞれに立場、専門性がありますから、その分野に精通した人がことを進めていくかたちですね。スタッフが皆、遠隔地にいるので、通常はメーリングリストで議論をしています。

――メーリングリストを使うのですか。

 ライブドアのときからそうですけれど、ひとつのメーリングリストのなかに、複数のスレッドを立てて議論を進めるのです。

 たとえば、今進んでいる話題に、金属用の3Dプリンターに関するものがあります。シンプルで安い冷却システムをつくるのに、3Dプリンターが使えるのではないかという提案が技術者からあって、それを皆で検討しています。また、別のスレッドでは、この間の打ち上げ実験失敗のあとをどうするかという話題があって、これは議論の方向性を示して深めていくのが得意な僕がリードする。そんな感じです。

――技術的にクリアしなければならない課題はたくさんあると思いますが、宇宙開発事業を進めるうえで、阻害要因はありますか。

 阻害要因といえるほどのものはないですね。ただ、もう少しやりやすい環境を整えてほしいとは思いますね。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る