第3回 最大の課題は法整備と人材確保

 基本法の次の段階として仮称「宇宙活動法」の策定が進められているのですが、それも規制型では僕らには足かせになります。産業振興を前提とした「宇宙活動法」をつくってほしいですね。アメリカの場合は、そうした法整備があって、民間の宇宙事業参入が活性化したのです。

 あと、残る問題といえば、人材ですか。

――人材? 宇宙をやりたいという若い世代が少ないのですか。

 潜在的にはいると思うんです。先日も、大手メーカーに就職が内定した学生がいて、話を聞いていくと本当は宇宙にかかわることをやりたいというんですね。でも、内定したメーカーは宇宙とは何も関係していないんですよ。

 何でしょうね。こういうベンチャー企業に飛び込むのは、既存のレールから外れる恐怖感みたいなものがあるのでしょうか。

 それと、ロケットに限っていえば、日本にロケットをつくれる技術者がもういないんです。国産ロケットHII-Aは基本設計が1980年代で、それ以降に新しいものが手がけられていませんから、そこで技術者が途絶えているんですよ。

 自分たちでやってみてよくわかったのですが、ロケットは細かなノウハウの塊です。最初のころ、燃料タンクに液体酸素を注入する方法さえ手探りでした。

 そうですね。民間宇宙開発の一番の壁は、人材の獲得と養成かもしれないですね。

――最後に、宇宙にかける堀江さんの夢をうかがいましょう。

(写真クリックで拡大)

(つづく)

堀江貴文(ほりえ たかふみ)

1972年、福岡県生まれ。ライブドア元代表取締役社長。旧ライブドアの粉飾決算事件で、旧証券取引法違反による懲役2年6ヵ月の実刑判決を受ける。2011年6月より長野刑務所で服役中だったが、2013年3月に仮釈放。『ホリエモンの宇宙論』『刑務所なう。シーズン2 前歯が抜けたぜぇ。ワイルドだろぉ?の巻』 など著書多数。堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。