第1回 宇宙ビジネス、勝算あり

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――チェック漏れもあったのでしょうか?

 まだよくわからないんですよ。

 ただ、どうも技術者というのは、工程管理よりも技術開発のほうが好きなようで、手順書を作るのがあまり好きではないようです。工程管理表をつくって、手順通りにやりましょうと、常に言わないとだめなんです。

――ちょっと意外です。NASAなどは、すごく詳細な手順書をつくっていますよね。

 NASAは官僚機構だから、そういうのが得意な人間が当然、いるわけですよ。

 人材が集まらない中で技術者を優先して採用しているので工程管理を出来るような人材が確保出来てなかった。これはひとつの課題です。ともあれ、原因を究明して、次の打ち上げ実験の準備にかかろうとしているところです。

――これまで5回の打ち上げ実験を行なっているわけですが、開発のペースとしては順調なのですか。

 少し遅いですね。希望としては、今の段階で人工衛星を打ち上げられる高度100kmまで到達できるロケットができているはずだったのですが。もっとスピードアップさせたいとは思っています。早くて来年ですかね。まあ、開発のスピードは速いに越したことはない。地球周回軌道まで到達できるロケットが完成しなければ、営業もできませんからね。