第34話 新たな仲間の出現! しかし彼は、野獣???

 大男は、ロッジの中をしげしげと見物すると、
「君は、ここで何しているんだ?」と、聞いた。

 私は、犬橇を目的に来たのだけれど、雪は降らないし、湖も凍らないので、毎日、薪割りと網漁をしていたと言うと、彼は再び、鼻の穴を広げて、大息を吸って、
「薪割りなら、俺にまかせろ!」と、逞しい腕を見せながら言った。

 よく見ると、彼もなかなか憎めない顔をしている。

 私たちは、早速働いた。

 薪にする丸太の運搬、薪割り、着火に使う粗朶(そだ)の集積、その他もろもろの雑用を、美女と野獣と共にやった。

 一緒に労働をして汗を流すと、すぐにも仲良くなるもので、その日のうちに私たちは、すっかり打ち解けた。

 2人は笑顔も多く、話し易く、心に壁を感じさせない。

 そんな雰囲気の中で、私は、「まあ、スポーツハンターと言っても、嫌なヤツではなさそうだ」と思いはじめた。

美女のセビーナ。(写真クリックで拡大)