沖縄県の石垣島に生息する特別天然記念物、カンムリワシの写真を、本誌2013年5月号に掲載した。ほかにも、これまでにカワセミやアカショウビンの写真集を出している鳥の写真家だ。

 1973年横浜市生まれ。もとから鳥好きだったわけではないが、「28歳のころからカメラを持って散歩をするようになり、その途中で出会ったカワセミがあまりにきれいで一目ぼれしました」
 5年ほどカワセミを撮り続けたころ会社を辞め、プロの写真家に転向する。同じころ亡くなった父親の「後悔するな」との言葉にも後押しされた。その後も撮りためたカワセミは2009年、最初の写真集になった。

 撮影時に心掛けていることは、待つこと。「撮影のために待つことが苦にならない。必要なら何時間でも待ち続けます。自分から無理矢理被写体に近寄ることはせず、自然のままの姿を撮影しようと心掛けています」と語る。

 石垣島で撮影したカンムリワシやアカショウビンが写真集になったのを機に、北海道の釧路に移住した。
「タンチョウを中心に、それ以外の鳥や動物たち、北海道の自然全般を撮影しています。写真を通して人と自然の関係を問えるような、人よりも弱い立場にある動物たちを守れるような写真を撮りたい」

『ナショナル ジオグラフィック日本版』2013年5月号「写真は語る」に、写真を追加して掲載した。