第5章 1956- 第二期黄金時代からさらなる挑戦へ

第13回 “ミルククラウン”を最初に撮影したのはこのヒトです

 その後も彼は水中カメラの開発に関わり続け、ナショジオを代表する水中カメラマンの1人であるデビッド・デュビレは「彼は海の中で太陽の光をプレゼントしてくれた」と言っています。

 こうしてエジャートンは、『ナショナル ジオグラフィック』という雑誌にとってだけでなく、写真の世界全体に多大な貢献を果たしました。特にいまでは低価格のカメラにもごく当たり前に使われている“ぴかっと光る”ストロボはカメラの普及には欠かせないものでした。写真をみんなのものにしたという点ではコダックと同じぐらい重要な人物といえます。

 というわけで、ぴかっ!と撮影されたときにはハロルド・エジャートンと、そして、『ナショナル ジオグラフィック』を思い出してもらえるとうれしいです(笑)

時速3000km以上の弾丸がリンゴを貫く瞬間。1964年撮影。もっとも有名なエジャートンの作品のひとつ。エジャートンの偉業を紹介する『ナショナル ジオグラフィック』1987年10月号の特集「“ドク”・エジャートン 時を止めた男(”DOC” EDGERTON THE MAN WHO MADE TIME STAND STILL)」の扉写真にも使われました。
(c)2010 MIT. Courtesy MIT Museum(画像クリックで拡大)

つづく

(Web編集部S)

協力サイト:
Edgerton Digital Collections: ’Doc’ Edgerton, Visionary Engineer.