テーブルマウンテンの岩肌は、長い年月の風化で岩が削られて、いろいろな形に見える。お城があったり、サルの姿や海の上を跳躍するイルカの形があったり。それを見ていると、これはひょっとして、神様の設計図じゃないかと思えてきたりもしました。

 神秘的、いや、神秘じゃないんだな。それが地球の現実の姿なのだけれど、人間は神秘と思いたがる。しかし、現実の地球の姿としてみると、本当に心が揺さぶられますね。

――そういう、人があまり行かないような場所に関心を持ちはじめたのは、何かきっかけがあったのですか。

 20代のとき「劇的紀行 深夜特急」というテレビドラマの主演を務めたのですが、その経験が大きい。砂漠や高原地帯など、日本とはあまりに違う世界を見ましたから。

――では、最後はそのお話から、大沢さんの地球観、自然観に迫ってみましょう。

(写真クリックで拡大)

つづく

大沢たかお(おおさわ たかお)

1968年、東京都生まれ。俳優。「解夏」(2004)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(2006)、「GOEMON」(2009) をはじめ、多数の映画に出演するほか、シェークスピア劇などの舞台、「劇的紀行 深夜特急」(1996~1998)、「JIN-仁」(2009、2011)、「火怨・北の英雄 アテルイ伝」(2013)といったテレビドラマなど、さまざまな方面で活躍中。また、ドキュメンタリーではギアナ高地やアフリカを訪れたことがあり、2012年にはNHKとBBCの共同制作シリーズ「フローズン プラネット」のナビゲーターとして、実際に南極大陸を旅した。2013年4月26日から公開される映画「藁の楯(わらのたて)」では、殺人犯を移送するチームのリーダー役を主演する。


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る