第3回 空一面のオーロラ大爆発

「お、何だ、何だ」と言っているうちに、その光が強まりながらどんどん広がって、空を埋め尽くしたのです。劇的な変化でした。光はゆらゆらとゆらめいて、あれは本当に生きものですよ。

 寒さの震えが、一瞬にして感動の身震いに変わった。心が震わせられるというのは、あのことですね。

一瞬にして光に包まれた。(写真クリックで拡大)

――まさに生命体としての地球を実感した瞬間ですね。先に大沢さんは「地球本来の姿に触れたい」と言われましたが、以前に南米のギアナ高地にも行っていますね。

 それもテレビ番組の撮影でした。2008年でしたか。アマゾンの奥へ奥へと移動して、ギアナ高地まで。3週間ほどの期間でしたが、見たもののひとつひとつが印象に残る旅でした。

――ギアナ高地はテーブルマウンテンで知られます。風化によって台形状に残った山。

 そのテーブルマウンテンに歩いて登ったんですよ、7~8時間かけて。そこは人の想像する範囲を超えていましたね。

 山の上なのに平地が広がっていて、その縁に立つと100メートル以上の絶壁の谷を見下ろせる。その向こうにも同じようなテーブルマウンテンがあって、そこからは滝が流れ落ち、霧がかかっている。

 今、ヌッと恐竜が出てきても不自然には思えないような風景が広がっているんです。