第33話 子犬たちと反省……、ドタバタ最後の漁。

 子犬の鼻先が触れた直後、これぞ、一触即発。

 パイクは、尻尾を思い切り床に叩きつけて飛び跳ねまわり、それを見た2匹は興奮してパイクに向かって吠えはじめた。

「なんだ?なんだ?」
「こいつは、なんなんだ~?」

 まるで獅子舞かと思うくらいに、頭を振り回して、かん高い声で吠えまくる。

 私は、それが可笑しくて、可笑しくて、大笑いしていた。

 そして、次の瞬間。

 カプ! と、パイクが子犬の前足に噛み付いたのである。

 と言うより、パクパクしているパイクの口に、猫パンチ的なちょっかいを出したものだから、子犬の前足に、ギザギザの歯が引っかかってしまったのだ。

 これには子犬も、仰天して、どん!と尻餅をついている。

 その尻餅に私の方もびっくりして、「おっとっと」と、よろけると、私の危うい体重移動のせいで、ボートが大きくゆらり、ゆらりと揺れた。

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