番外編14:虹色の写真はどうやって撮った?

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 今回の番外編は昆虫ではなく飛行機から見た景色です。

 写真はカリブ海。空に浮かぶ雲の影がくっきりと海面に映っていたので、シャッターを切った。
 「いくらなんでもこの色はないでしょう?」と突っ込まれそうだけれど、実際こんな風に見えた。

 秘密は、野外調査などでぼくがかけている「ハエの眼」のような偏光サングラス。ふだんは熱帯の強い紫外線を遮断したり、霧の中の車の運転の視界をよくしたり、景色をくっきり見やすくしたりするのに役立っている。

 この偏光サングラスをかけて飛行機の窓から眺めると、水面で反射した光が虹色に見えた。飛行機の窓との相乗効果なのか? 詳しくはわからないけれど、おもしろいので今度はそのサングラスを、カメラのレンズに「かけて」みた。

 「不思議に色づく」水面の景色が撮影できた。

海面に映る雲の影のある景色
Sceneries of sea surface with shadows of clouds
撮影地:カリブ海上空(写真クリックで拡大)
熱帯雨林を蛇行する川
A river runs meandering though a tropical rainforest
撮影地:ニカラグア(写真クリックで拡大)
水面と波と陸地(左)、輝く川と沸き立つ雲(右)
Water surface, waves and land (left), Shining river and steaming clouds

撮影地:(左)カウキラ(Cauquira)周辺、ホンジュラス、(右)コスタリカの国境近くのとある川、ニカラグア(写真クリックで拡大)
西田賢司

西田賢司(にしだ けんじ)

1972年、大阪府生まれ。中学卒業後に米国へ渡り、大学で生物学を専攻する。1998年からコスタリカ大学で蝶や蛾の生態を主に研究。昆虫を見つける目のよさに定評があり、東南アジアやオーストラリア、中南米での調査も依頼される。現在は、コスタリカの大学や世界各国の研究機関から依頼を受けて、昆虫の調査やプロジェクトに携わっている。第5回「モンベル・チャレンジ・アワード」受賞。著書に『わっ! ヘンな虫 探検昆虫学者の珍虫ファイル』(徳間書店)など。
本人のホームページはhttp://www.kenjinishida.net/jp/indexjp.html