第10回 「夜更かし」=「夜型」はウソだった!

「では、よく普通に夜型・朝型と言っているのは何かといいますと、それを判定する質問のリストがあるんです。40年くらい前から使われているものです。例えば何時頃に最も自分が活動的なのか。何時頃に自然な眠気が訪れるのか。そして起きたときにボーッとするか。明け方5時に仕事があったら、1回寝てから5時に起きるか、それともずっと5時まで起き続けてから仕事をして寝るか。そういうような質問を組み合わせて、朝型か夜型か決めているんですね。ただ、それって、元々早寝早起きの人でも、何かの事情で宵っぱりの夜型生活を続けていれば、質問に答えたときに夜型に判定されるんですよ。その質問紙で夜型となっても、真の夜型かどうかまでは分からないんです」 

「質問紙による夜型・朝型」と「真の夜型・朝型」を区別して考える必要がある、というわけだ。

 なおこの質問紙は、三島さんのウェブサイトにも掲載されていて、自分がどの程度夜型生活、あるいは朝型生活か、三島さんが持っている1170人のデータの中での自分の位置を知ることができる。

 自分でも試してみたところ、ぼくはかなり「夜型」の端の方だった。「真の夜型」かどうかは分からないとはいえ、さもありなん、である。

 あまりこの質問票の夜型側に寄っていると、睡眠障害のハイリスク群と考えられる。つまり、睡眠に問題を持っている割合が高くなるらしく、その時の生活スタイルを示しているだけとはいえ、あながち意味がないというわけでもない。だから、臨床現場でも使われ続けている。