第1回 初めてのアマゾン、先住民の楽しみ

1973年、アマゾンの先住民マチゲンガの村を初めて訪れた。
(提供:グレートジャーニー)(写真クリックで拡大)

 大学1年生の時に、一橋大学に探検部を創設した。ほぼ全国の大学に探検部があって活発に活動していたが、私の大学にはなかった。

 そのころは日本国内にはもう探検のフィールドはないと思っていたので、国内の活動はトレーニングと位置付けていた。とはいえ先輩がいないので技術も知識も情報もない。社会人山岳会に入り登山技術を身に付けた。他の大学探検部に顔を出して、様々な話をうかがった。特に早稲田大学の探検部には準部員として合宿に参加させてもらった。

 そのころ、早稲田の探検部ではアフリカのナイル川で、全流踏査隊が活動を展開していた。私も国内の様々な川をゴムボートやカヌーで下っていた。早稲田が世界最長のナイル川なら、私は世界で最も大きく、未知な部分が残っているアマゾン川に行くことにした。

 南米にもアマゾンにも日本からの移民はたくさんいたが、アマゾンに長期間滞在して探検、調査、取材している人は少なかった。もし日本にそんな人がいれば、北海道でも、大阪でも、九州でも飛んで行って話を聞いた。また私が住んでいた大学の寮の近くに飯山達雄さんという何回もアマゾンに通っている写真家がいたのでいつもお邪魔して話を伺った。