「世界各国の思春期前後の睡眠時間」(日本睡眠学会・サマータイム制度に関する特別委員会編 サマータイム ―健康に与える影響 ―報告書から)(画像クリックで拡大)

 この図表は世界各国での思春期前後の子の睡眠時間の調査をプロットしたものだ。

 一見して分かるのは、日本の子、眠らなさすぎ!

 そして、オーストラリアの子、しっかり寝すぎ!

 たとえば15歳時点で、日本の子が7時間25分とか7時間14分ほどしか(別々の調査結果)眠っていないのに対して、オーストラリアの子は9時間15分から30分なのである。大規模な調査の場合、実際に眠った時間というよりも、ベッドに入っている時間しか分からないことが多いそうなので、オーストラリアの子の睡眠時間は実際よりも長めに出ている可能性はある。それにしても、この差はすごい。

 日本の子どもに睡眠を! と心底思ってしまう。

つづく

三島和夫(みしま かずお)

1963年、秋田県生まれ。医学博士。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部部長。脳病態統合イメージングセンター部長。1987年、秋田大学医学部医学科卒業。秋田大学医学部精神科学講座助手、同講師、同助教授を経て、2002年米国バージニア大学時間生物学研究センター、米国スタンフォード大学医学部睡眠研究センター客員助教授。2006年6月より現職。2010年4月より日本睡眠学会理事、日本時間生物学会理事、日本生物学的精神医学会評議員を務める。

川端裕人(かわばた ひろと)

1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。文筆家。小説作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、感染症制圧の10日間を描いた小説『エピデミック』(角川文庫)、数学史上最大の難問に挑む少年少女を描いたファンタジー『算数宇宙の冒険・アリスメトリック!』(実業之日本社文庫)など。ノンフィクションに、自身の体験を元にした『PTA再活用論 ──悩ましき現実を超えて』(中公新書クラレ)、アメリカの動物園をめぐる『動物園にできること』(文春文庫)などがある。サッカー小説『銀河のワールドカップ』風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ』(ともに集英社文庫)はNHKでアニメ化され、「銀河へキックオフ」として放送された。近著は、独特の生態系をもつニュージーランドを舞台に写真家のパパを追う旅に出る兄妹の冒険物語『12月の夏休み』(偕成社)、天気を「よむ」不思議な能力をもつ一族をめぐる、壮大な“気象科学エンタメ”小説『雲の王』(集英社)(『雲の王』特設サイトはこちら)。
ブログ「リヴァイアさん、日々のわざ」。ツイッターアカウント@Rsider

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