「中学3年生の受験生が、過眠症じゃないかとお母さんと一緒に相談しに来たことがありました。毎日、7~8時間は寝ているのに、眠気が強くてテストがうまくいかないと。実際、脳波を調べたら、横になると数10秒で寝てしまうんですね。でも、塾から帰るのが夜中の11時くらいだというのを聞いて、おやっと思い、モニター用の腕時計をつけてもらいました。すると、実は1日3時間くらいしか寝てなかったんです。明らかに睡眠不足なのに、真顔で過眠症の相談に来ていたんですね。おそらくそのくらい頑張って当たり前だと思っていたのでしょうが、睡眠不足という概念がないのかと驚かされました」

 凄まじい例だが、こんなことも、たしかにあるのだろうと妙に納得できてしまうのが、我々の社会だ。 

 やや話題とはずれるが、大人のみならず、日本の子どもが「眠らない」のも、世界的に特筆すべきことのようなので、その件についても紹介。

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