第8回 寝不足の子どもは多動や学習障害状態になる

 そう言えば、ぼくの保育園仲間の母親に、実母(子どもから見た祖母)から「子どもが寝る時間が遅い」と言われ、「そんなこと言っても、こっちはめいっぱい」と悲鳴をあげている人がいた。ぼくも、息子の就寝時間がだんだん遅くなり、横になっても目が冴えたままで11時くらいになっても入眠しないものだから、もういっそベビーカーで散歩すればそのうちに眠くなるのではないかと、マンションの前の道を行ったり来たりしたことを思い出す。酔っ払いのおっさんに「こんな時間まで寝かさないなんて、どうかしている」と言われて「大きなお世話!」と返しそうになったっけ。

 酔っ払いのおっさんはともかく、孫の入眠時刻を気にする実母は、そこまで言うなら、助けてくれー! と言いたくなるが、それはそれで、家にやってくると「冷蔵庫の中が整理できない」「そもそも買い置きが少ない」とか、世代的な価値観のずれからかえってストレスが溜まるので、実母に頼りたくない! という話も聞いた。

 では、今の社会で、この問題にはどんな解決がありえるのか。

「うーん、未就学児の睡眠に限って言えば、それこそ24時間保育──」と言いかけて、三島さんは口をいったん閉ざした。