第30話 雪が待ち遠しいのに、地球がオカシイ……。

 寒くなってくると、いいことが1つある。

 犬たちの糞が、石ころのようにカチンカチンに凍って、糞掃除が楽になったのだ。

 まあイメージで言えば、地面に落ちている、かりん糖を拾い集めるようなもの。臭いもなく、作業時間もかなり短縮された。

 この季節、1日の作業のほとんどは、薪割り。

 薪は、暖房だけではなく、料理用ストーブ、シャワーやサウナなどの生活全てのエネルギー源であるため、長い冬も難なく過ごせるように、うずたかく積みあがるほどに割っておかなければならない。

 それほどの量ともなると、電動薪割りマシーンというのが登場してきて、丸太をセットすれは、後は、パッカーンと4つに割ってくれる。

 けれど、木目のねじれた丸太は、気持ちよく割れてくれないのだ。

 だから、後で、手斧を振り落として割ることになる。

 時間さえあれば、私はこのねじれた丸太相手に、手斧を振り落とした。

 ねじれた木の繊維は、斧の刃をつかんで離さないことも多く、丸太相手に、苦戦奮闘していると、そこにオリバー爺さんがやってきた。