思いがけずハクトウワシの巣を撮影することができて、とてもいい気分で再びカヤックを漕ぎ出しました。

 細長い水路の中でも、特に狭くなった箇所を抜け、広がりのある湖面に出ると、そこはもうサッカー湖ではなくて、ニューファウンド湖でした。

 名前の通り馬蹄形をした、ホース・シュー島の脇を通り過ぎると、前方から、はっきりとしたエンジン音が聞こえてきました。

 船外機をつけたアルミのボートが、水しぶきを上げながら、勢いよくこちらにやってくるのが見えます。

 人が2人乗っていて、釣りにでもいく途中なのかもしれません。

 ぼくのカヤックに気がつくと、遠巻きに進むようにして、対岸に近いところを北へと向かっていきました。

カワウソは手足が短く、走るのは苦手らしい。凍った湖面に体ごと投げ出して、お腹ですべるようにして進んでいた。(写真クリックで拡大)

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る