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日本の百年

- MARCH 2013 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

実験装置で「地震の揺れ」を再現

 「地震に最も弱いのは、ビルのどの部分か? 答えはこの装置が教えてくれる」


 そんな見出しとともに1942年8月号に掲載されたこの写真は、東京工業大学で撮影されたものだ。同大学の谷口忠博士(右の人物)が考案した「振動台」は、耐震構造を研究するための実験装置。関東大震災の際の観測を基に、実際の地震と同様の不規則な振動を起こし、模型を使って建物の各部にかかる力を解析した。


 谷口博士は観察と実験を重視した。関東大震災後の数カ月間は連日、カメラを持って東京や横浜を歩き回り、建築物の被災状況を記録。大地震の痛ましい経験を、耐震構造の進歩につなげようと尽力した。


 この振動台は現在、同大学の博物館に大切に保存・展示されている。

写真=WILLARD PRICE

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