日本で山登りを3年続けたことで、キャンプ道具を背負って自然のなかを旅する技術は身に付きました。

 そして今度は、カメラという新しい道具を手に入れ、自分の本当の旅はこれから始まるという気持ちでいっぱいでした。

 じつは、パタゴニアの旅から遡ることちょうど1年前、つまり2年生の春合宿で、ぼくははじめての海外旅行を経験しています。

 バックパッカーとして世界を旅したことのある先輩が、ネパールのエベレスト街道のトレッキングを企画し、それに参加したのです。

 そのとき、はじめて飛行機に乗って海外の土を踏み、世界最高峰のエベレストを目の前で眺めたことで、視界が一気に開けたような気がしました。

 そして、さらに、もっと広い世界を知りたくて、翌年の春は、自分で海外合宿を計画することにしたのです。

この夜のオーロラは、いつもより強く輝いた。明け方を迎え、星空がうっすらと白み始めてもなお、舞い続けるオーロラを見るのは初めてだった。(写真クリックで拡大)

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