肥満の世界ランキング

 けれどこうした肥満問題はひとりアメリカだけではなく、世界各国でいまや大きな問題になっている。実際にいろんな国を旅しているとロシア人だって中年以降の親父の腹のでかさといったらない。女性はお尻が信じられないくらい巨大で、飛行機の通路幅いっぱいになっている人を何人も見る。いや客室乗務員である中年のおばさんがまっすぐでは歩けなかったりしている。

「ロシアの女性は17歳の誕生日の朝食までこの世のものとも思えないくらい美しいが、その翌日の朝飯を食ったあとからどんどん巨大化し、中年から老齢になるとその怪物的拡大率からこの世のものとも思えないくらい醜くなる」という定番ジョークがある。これはぼくが実際にロシアを旅していたときロシア人から聞いた話だ。

 ロシア人と似ているドイツ人もずんずん巨大化しているし、オランダも巨人国だ。ブラジルへ行けば中年以上の男女はたいていはちきれそうになっているし、一時期「小錦」など大相撲の力士が数多く輩出したポリネシア、サモア、トンガ、ハワイあたりの男女ものっしのっし系の人々がざらにいる(横綱、曙はポリネシア系ハワイ人)。

「OECD HEALTH DATA 2012」の「肥満比率の各国比較」によると高い順にアメリカ・メキシコ・ハンガリー・ニュージーランド・イギリス・チリとなっている。男女比も出ているがアメリカは男女とも突出して不動の世界一、しかしメキシコは断然女のほうが多く、ハンガリー・チリも女性のほうが多い。

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