――6歳でリビアに移って、一番困ったのは言葉ですか。

 いえ、言葉はすぐに覚えました。着いたのは4月か5月ごろで、リビアの小学校の夏休みが始まったばかりでした。リビアでは1学年が終わると、3カ月くらいの長い夏休みがあって、9月から次の学年が始まるのです。

 言葉や何かは、その3カ月の夏休み中に家庭教師に教わりました。僕と同年代の子は、その時点で1年生を終えていて、僕は1年生の授業を受けていないのですが、学校と交渉して2年生から入学できることになりました。言葉もできるし、いいだろうということで。

 実際に授業を聞いて、内容がわかりましたから、夏休みの3カ月くらいでそこまで言葉になじめたということだと思います。家にいとこが多くて、毎日話す相手がいたことが大きかったかもしれません。

――食べ物や生活面で戸惑ったことは?

 食べ物、生活はまったく違っていました。着いてまもなく、僕の7歳の誕生日に誰かが大きなバースデーケーキを買ってきてくれたんですね。それがびっくりするほどまずいんですよ。

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2013年2月号特集「歴史を取り戻すリビア」
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