特集ダイジェスト

アフガニスタン北東部に位置するワハーン回廊。厳しい自然と国際政治に翻弄されたこの高地で、誇り高く生きる遊牧民たちの暮らしに密着した。

 アフガニスタン北東部、パミール高原の南に位置するワハーン回廊。険しい山脈と渓谷からなる細長い地域で、その大部分が標高4200メートルを超す高地とあって、気温が氷点下に達する日が年間340日にものぼる。一年を通して強風が吹き荒れ、作物が育たないこの地では、羊や山羊の遊牧以外に生きていくすべがない。

 天国のように美しく、地獄のように過酷な「世界の屋根」と呼ばれるこの高地で、自然と戦いながら生きてきたのが遊牧の民クルグズ人だ。厳しい自然と国際政治に翻弄された辺境の地で、誇り高く生きる遊牧民たちの暮らしを密着取材した。

編集者から

 「最も近い道路へ出るにも、最低3日は必要」という隔絶された土地に住む、クルグズ人の遊牧民。彼らの顔は、私たち日本人にそっくりです。でも通貨は羊。「ゆでたじゃがいものような」外観のユルタ(移動式住居)に住み、女性は服に「爪切り」をぶら下げる……彼らの知られざる生活をのぞいてみてください。(編集M.N)

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