高橋さんが民間宇宙企業のトップランナー、スペースX社にエンジニアとして入社したのは2011年2月。

 実は2010年12月に、デモフライトとして、ドラゴン宇宙船が民間宇宙船としてはじめて、周回軌道を飛ぶのに成功している(前に紹介した、スペースシップワンは地球を周回しない、いわゆるサブオービタル機だ)。この時は宇宙ステーションとドッキングせずに地球に戻ってきた。一方、高橋さんは必死に博士号論文を書いているところだった。

 入社以降、2012年5月に行われたデモフライト2+で、国際宇宙ステーションとのドッキングを行うための作業に没頭することになった。高橋さんが配属されたのは、avionics、航空電子工学部門とでもいうべき部署だ。どんな作業をしていたのだろうか。

2010年のデモフライト時。 (c)NASA/Tony Gray and Kevin O'Connell
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2013年1月号特集「果てなき宇宙への夢」
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