タヒチにて。(c)Faust A.G.(CYBIRD G)(写真クリックで拡大)

 太平洋の島々です。ポリネシアのタヒチ島やボラボラ島。海がきれいですし、地元の人たちの生活の仕方にも共感を覚えました。

 暮らしがのんびりしているし、果物をとったり、魚をとったり、自然に寄り添って生活している姿が素敵だと思います。そういう生活にちょっと憧れましたね。

――寄港地には、何日間か滞在して、街の名所めぐりなども楽しんだのですか。

 それが目的ですから。それぞれの国や地域で違いがあって、おもしろかった。その土地の人と話をするのも楽しみでした。

――居心地が悪いと感じた国や街は?

 それもありましたよ。でも、その好き嫌いを感じたことも含めて、自分には良い経験になったと思っています。

――では、航海で一番大変だった海域はどこですか。

 インド洋を渡って、喜望峰を通過するときです。帆走に良い季節が終わりに近づいた11月で、無風状態が続いたり、大嵐に遭ったりしました。

 とくにきつかったのは無風状態が2週間くらい続いたときでした。

 嵐より、無風のほうが閉口します。風がないとヨットは航行不能。手のほどこしようもないですから。

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