エクアドル東部のガバロ村にある高床式の家屋の下。ハンモックに座って料理しているのはワオラニ族の女性だ。彼女の夫でシャーマン(霊媒師)の男性が傍らにいて、野獣のようにうなっていた。村人は彼がジャガーの精霊に取りつかれていると考え、さまざまな質問をする。妻は仲介役として、精霊の言葉を村人たちに伝える

――ルナ・シアー

レンズの裏側

――女性のそばにいてどう感じましたか?

ガチェット:強く印象に残ったのは目です。話すときに大きく見開くんですが、目全体がほとんど真っ黒に見えることもありました。恐怖のあまり私がそう感じただけかもしれませんけれど。

 ガイドの話では、よそ者がやって来てひどい悪臭を漂わせていると精霊が言っていたそうです。私たちはこの日、川で水浴びをしたんです。石けんやシャンプーの匂いが、精霊にとって不快だったのでしょう。

――村人は精霊にどんな質問をしていましたか?

 ワオラニは狩猟民族なので、狩りについて聞いていました。シャーマンの息子は、ある方角に動物がいると精霊に言われ、翌日その方角に歩いていって、イノシシの仲間のペッカリーを見つけました。違う方角に行った人は手ぶらで帰ってきました。

――撮影してどんな気分でしたか?

 本当に気味の悪い体験でしたね。あの夜、取材を終えて一人で写真を見ていると、背筋が寒くなるほど怖く感じました。とても強烈な写真です。